広尾高校生徒心得

生 徒 心 得

 

  私たちは、高校生活のあらゆる場面を通じて、人格の陶冶につとめ、平和で民主的な国家・社会の担い手として、文化の創造と発展に寄与する人間になりたい。また、真理と正義を愛し、個人の価値を尊び、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な人間になりたいと願う。私たちは、このような共通の願いのもとに、学業の研さんにつとめ、知性と情操の高揚に励みたい。また、相互の敬愛と協力によって、明るく生き生きとした、前進的な学園造りをめざしたい。

  私たちは、このような願いに根ざし、学園の秩序を重んじ、規律ある行動を保ちたいと思う。私たちは、ここに全体の総意に基づいて、生活規律を制定する。

 

第1章    礼  儀  作  法

1  お互いの価値を認め、立場を尊重しあって、日常の行動、会話においては礼を失わないよう  につとめる。

2  教職員、来客その他長上に対して、常に尊敬の念をもって接し、言動に注意する。

3  上級生、先輩には常に敬意を払い上級生は、下級生に敬愛されるにふさわしい人格の形成に つとめ、愛の精神をもって下級生を導く。

4  言葉づかいはその人の人格を自ずから表現する。粗暴、野卑な言葉を使わないようにする。

5  他家、他校訪問は礼儀をわきまえ、高校生らしい態度を保つ。

6  職員室、事務室、校長室に入室するときは、マフラー、コート、手袋、帽子等を取り、高校  生としての礼儀をわきまえる。

 

第2章    服              装

1  本校指定の制服を着用し、質素、清潔、端正であること。

2  高校生らしく品位を保ち、改造や変形はいっさい認めない。

3  男子の制服について

  (1)正    装

    上    衣  紺シングルブレザー、2つボタン

              左胸にエンブレムを付ける。

    ズボン   ツータックのスポーツマンタイプとする。

              柄はグレンチェック(ベルトを着用すること)

    シャツ   白無地長袖カッターシャツ

              左袖に刺繍の入った本校指定のもの、または類似したものとする。

       (襟の形状等で著しく異ならないもの)

    ネクタイ  本校指定のネクタイ

 

  (2)夏季服装

    上    衣  着用は自由とする。上着を着用しない場合は、正装時の白無地カッターシャツ、または、白か紺の無地ポロシャツを可とする。

ネクタイの着用は自由とするが、着用しない場合、シャツのボタンは第2ボタンまで締める。

               

ズボン 正装に同じ。

 (3)正装以外に、略装として、別に指定するニットベストを通年で着用できる。

4  女子の制服について

  (1)正    装

    上    衣  紺シングルブレザー、2つボタン

              左胸にエンブレムを付ける。

    ベスト   シングル、前あき、3つボタン、柄はグレンチェック

    スカート  片ひだプリーツ(ひだの本数は前後各6本とする)

              ベストと同柄、同生地

              イスに座った時に丈は膝頭が完全に隠れることとする。

    ズボン   ツータックのスポーツマンタイプとする。

              柄はグレンチェック(ベルトを着用すること)

ブラウス  白無地ブラウス

              左袖に刺繍の入った本校指定のもの

    リボン   本校指定のリボン

  (2)夏季服装

  上  衣  着用は自由とする。上衣を着用しない場合は、正装時の白無地ブラウス、または、白か紺の無地ポロシャツを可とする。リボン、ベストの着用は自由とする。着用しない場合、シャツのボタンは第2ボタンまで締める。

スカート 正装に同じ。

ズボン  正装に同じ。

  (3)正装以外に、略装として、別に指定するニットベストを通年で着用できる。

5 ニットベスト以外のカーディガン・セーター等については、登下校時の防寒を除いては着用 を禁止する。

6  コート類  コート類は華美でないものとする。

7 靴    下  ソックス、タイツは華美でないものとする。

スカートを着用する場合は、ソックスはワンポイントまでの紺色または黒色とし、

タイツの場合は、黒色の無地のものとする。

8  履      物

  (1)上靴は学年指定のものとする。

  (2)外靴は、運動靴または黒、茶等の華美でない短靴で、踵の低いものとする。下駄、サンダル、   ハイヒール等は使用しないものとする。

9  体育時の服装

    本校指定のものとする。

10  頭髪等

  (1)パーマや脱色、染髪は禁止する。前髪は目にかからないようにする。

  (2)リボン等は華美にならないものとする。

  (3)化粧、マニキュアは禁止する。

  (4)指輪、ピアス等の装飾品は禁止する。

11  鞄

    通学には高校生らしいものを使用する。

 

12  帽      子

    帽子の着用は自由とするが、校内での着用は禁止する。

13  制服の着用

  (1)次の場合は制服を着用する。

    ア  登校・下校の場合

    イ  他校訪問、対外行事参加の場合

    ウ  その他学校が指定する場合

  (2)やむを得ない事情により異装する場合は、事前にHR担任に申し出ること。

 

第3章    校  内  生  活

1  学    習

  (1)勉学は生徒の本分である。授業中は意欲的に学習し、私語を交わすなど他に迷惑をかけるこ    とのないよう気をつける。

  (2)授業教室の移動は休み時間中に行い、着席し、教科書を開いて開始チャイムを聞く。

  (3)授業開始と終了の礼は正対し、礼儀正しく挨拶をする。

  (4)座席を勝手に替えたり、列を乱すことのないよう気をつける。

  (5)授業における遅刻、早退は、教師にその理由を明らかにした上で、静かに着席、退席する。  (入室許可証、早退カード等を提示すること。)

2  規    律

(1)  校内にあっては静粛を保ち、学び舎の雰囲気を保つよう心がけること。

(2)  教室、廊下においては、放歌、放声を慎み静かに歩くこと。

  (3)集会はすべて規律正しく静粛に行い、その目的達成に努力すること。

  (4)始業時(8:30)以前に教室に入り、遅刻をしないこと。

  (5)登校後授業終了まで、校地外に出てはならない。やむを得ず出る場合には、HR担任の許   可を受けること。

  (6)校具の使用は、必ず関係教師の許可を得て行い、責任をもって返却すること。

 (7)校内では、定められた場所、時間を除いては飲食をしないこと。

3  環    境

(1)美しい環境は私たちの心を和らげる。常に身の回りを整頓し、環境の美化につとめること。

  (2)校舎、教具、教材その他の公共物を大切にし、故意による破損や落書をしてはならない。誤りによる破損は、速やかに届け出ること。

  (3)ポスター等を掲示する場合は、生徒指導部の許可を得ること。

  (4)上履き、外履きの区別を守り、土足をしない。

4  放  課  後

   (1)平日は18時45分までにすべての活動を終了し、19時00分までには完全下校する。

5  休暇中の登校および校舎使用

   (1)休暇中であっても、登校する場合は制服着用等定められた服装をすること。

   (2)校舎使用については、予め計画および校舎使用願いを提出し、部活動顧問、担任の指          導の下に行う。

   (3)休暇中の校舎使用は、8時から17時までとする。

   (4)校舎使用後の清掃は十分にすること。また、特に火気の取り扱い、後始末を徹底する          こと。                             

第4章    校  外  生  活

1  外出するときには、その目的、行き先、帰宅予定時刻などを保護者に告げるようにする。夜  間外出する場合は、遅くても20時までには帰宅すること。

2  友人宅への外泊はつとめて避ける。やむをえず外泊を必要とするときは、双方の親の許可を

  得る。なお、下宿への外泊はしてはならない。

3  主として酒類を販売する食堂、喫茶店、その他好ましくない場所への出入りをしてはならな  い。

4  アルバイトをする場合は、HR担任を通じて生徒指導部に願いを提出し、許可を受ける。許  可基準は別に定める。

5 受験等で外泊を伴う旅行をするときは、学級担任に届け出ること。

 

第5章    交  通  安  全

1  交通道徳、法規等を守り、事故に遭わないように気をつける。

2  普通運転免許を取得しようとする者は、「保護者・生徒合同説明会」に参加した後に、「自動車運転免許証取得許可願」を提出し、許可を得てから通学する。

3  自動車学校の通学は、原則、進路先が内定した者とし、定められた入校開始日以降とする。

4  運転免許証を取得した者は、直ちに届け出る。車輌通学は禁止する。

        

第6章    その他の注意事項

1  交際は、相互の人格を尊重し、敬愛の念をもって明朗で節度ある交際とする。

2  賭博行為はもとより、不健全な遊びをしてはならない。

3  いかなる場合も、飲酒、喫煙をしてはならない。

4  生徒相互の金銭貸借は慎しむ。

5  自分の持ち物には記名をする。

6  いかなる場合も、威嚇行為、暴力行為があってはならない。暴力を受けたり、見たり、聞いたりした場合は必ず届ける。

7  盗難防止のためお互いに気をつける。遺失物、拾得物は速やかに届け出る。

8 携帯電話は次に注意して使用する。

 (1)使用可能時間を守る。

 (2)授業中は電源を切っておく。

 (3)金銭問題等の原因とならないように心掛ける。

 

第7章    願い、届け出

 次のような事項が生じた場合には、所定の様式により速やかに、願いあるいは届け出をすること。

  ①転学、休学、退学(願)

  ②身分証明書、在学証明書交付(願)

  ③通学証明書(願)

  ④入室許可証

  ⑤住所、下宿先変更(届)

  ⑥アルバイト許可(願)

  ⑦対外試合出場(願)

  ⑧合宿(願)

 ⑨公欠(願)

  上記の願い、届け出のうち、①、②、③は事務室に、④は職員室で発行を受け、教科担任へ提 出する。⑥~⑧は生徒指導部で書式を受取り、確実に手続きをする。また、⑥、⑦、⑧、⑨、 は保護者の承諾書を添えて提出すること。

 

(付記)本心得は平成25年4月1日に一部改定し、同日より施行する。

(付記)本心得は令和2年4月1日に一部改定し、同日より施行する。

(付記)本心得は令和3年3月11日に一部改定し、令和3年度より施行する。

(付記)本心得は令和3年9月16日に一部改定し、同日より施行する。

(付記)本心得は令和6年2月27日に一部改定し、令和6年度より施行する。